活動内容 はじめての方へ
イー・ビジョン・ジャパンは、「エチオピアのこどもたちの心に灯をともし、未来をつくるために
理数科教育の改善」を目的に活動するNPO団体です。教育はすべての仕事を作っていく仕事でもあります。
直接生活に困窮している人々に対して支援するのも一つの方法です。しかし教育への支援は、すぐに結果は見えてはきません。
しかし20年後の子どもたちが自分で考え、社会・経済・科学を学びながら改革していく未来がひらけるはずです。この目的を達成するために、教科書を覚えるのでなく生徒実験をとおして生徒自身が試行錯誤して自然や環境の具体的事実を発見していくための支援活動を行っています。
その地域で手に入るものを使って教材をエチオピア国内で開発・作製し提供するのみならず、生徒実験の模擬授業やセミナーを開催し、持続可能な理数科教育の改善に取り組んでいます。海外での支援活動と同時に、国内での教育のあり方についての啓発活動や文化交流に取り組むことで、未来をになう子どもたちの教育がより豊かなものになるよう、活動しています。
(写真:身長計で自分の背の高さを測る。日常生活の中で長さの概念、単位を理解)
子どもたちのこの眼に輝き!心に灯をともす教育とは・・・
(写真:左―希釈水酸化ナトリウム水溶液の電気分解 右―電磁石を自分たちでコイルを巻いて作る)
自分自身で気づいた時の喜び・・・
(写真:数学の模擬授業で三角形の面積の求め方が分かったとき)
結果を覚えるのではなく、実際に手を動かし 自分たちで気づく楽しさ
(写真:コンパスを使わずに円を描く子どもたち。押しピン2個と、直角の角がある段ボール板をつかって・・・)
エチオピアで手に入るものを使って教材づくり
(写真:化学や物理の授業では汎用性があるLight-Tester。日本では電気伝導装置と呼ばれているもの。生徒実験用のコンセントが実験室の各テーブルに付いている状況ではない。しかし、日本には少ない充電式懐中電灯が普及している。この懐中電灯を改作してLight-Testerにしている。写真はイオンを多く含む溶液は電気伝導性があることを調べている。)
(写真:電磁石の実験。日本ではエナメル線を使うのが普通だが、エチオピアではエナメル線を各学校が購入できる状況ではない。しかし、PCのLANケーブルの中の細線[薄いビニルでカバーされた銅線]をエナメル線の代わりに使っている。写真は電磁石の強さがコイルの巻き数・鉄心・電池の数とどう関係しているかを調べている。